オイルの調合
オイル室では、リンシードに油と顔料の分離を抑えるためのステアリン酸を溶かして、油絵具を作るのに必要な材料を作ります。材料を混ぜ合わせる
顔料と乾性油、さらに助剤を配合して大型ミキサーで良く混ぜます。一見出来上がりのようですが、まだまだ完成ではありません。絵具を練り上げる
三本ロールミルという機械で練り上げます。顔料の塊がバラバラにほぐれ、油と均一に練り合わせられることで、滑らかでツヤのある油絵具が出来上がります。安定した品質を保つ
出来上がった油絵具の品質をチェックします。色、硬さ、粒子の大きさなどを確認し、基準に合格したものだけ製品化されます。より美しい発色のために
絵具を缶に詰めて1週間~1か月ほどねかせます。熟成させることで絵具の風合いがさらに増します。チューブにつめる
自動充填機でチューブに詰めます。その後にラベラー機でラベル貼りし、箱詰めされます。みなさまのお手元へ
全国のお店に出荷されます。